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ブレンツキシマブ ベドチン(遺伝子組換え)
進⾏期ホジキンリンパ腫

進⾏期ホジキンリンパ腫

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アドセトリスに関連するCQ

2023年版改訂
CQ6|初発進⾏期CHLに対してどのような治療が勧められるか

本文

推奨グレード|カテゴリー1

初発進⾏期CHLに対する標準治療として, 中間PETによる層別化治療(ABVD or ABVD/増量BEACOPP療法), もしくはブレンツキシマブ ベドチン併⽤AVD療法が勧められる。

⼀般社団法⼈ ⽇本⾎液学会(編):造⾎器腫瘍診療ガイドライン 2023年版. ⾦原出版. 2023: 363-364.

CHL:古典的ホジキンリンパ腫
ABVD:ドキソルビシン塩酸塩、ブレオマイシン塩酸塩、ビンブラスチン硫酸塩、ダカルバジン
増量BEACOPP療法:ブレオマイシン、エトポシド、ドキソルビシン、シクロホスファミド、ビンクリスチン、プロカルバジン、プレドニゾン(国内未承認)

2023年版改訂
CQ7|⾼齢者(60歳以上)初発進⾏期CHLに対してどのような治療が勧められるか

本文

推奨グレード|カテゴリー2B

⾼齢者進⾏期CHLでは, A(B)VD療法もしくはブレンツキシマブ ベドチン併⽤AVD療法が推奨されるが, 併存疾患の有無などを考慮のうえ治療選択するとともに, 有害事象には注意を要する。

⼀般社団法⼈ ⽇本⾎液学会(編):造⾎器腫瘍診療ガイドライン 2023年版. ⾦原出版. 2023: 365-366.

2023年版改訂
CQ10|再発・難治性CHLに対してどのような治療が勧められるか

本文

推奨グレード|カテゴリー2B

年齢を含む⾃家移植の適応, 先⾏治療による奏効期間や有害事象などを考慮のうえ, 従来の救援化学療法(ICE, GDP, DHAP, CHASE, ゲムシタビン単独療法など)や抗CD30抗体薬物複合体(ブレンツキシマブ ベドチン)あるいは抗PD-1抗体(ニボルマブ, ペムブロリズマブ)を選択する。

⼀般社団法⼈ ⽇本⾎液学会(編):造⾎器腫瘍診療ガイドライン 2023年版. ⾦原出版. 2023: 371-372.

ICE:イホスファミド、カルボプラチン、エトポシド
GDP:ゲムシタビン、デキサメタゾン、シスプラチン
DHAP:デキサメタゾン、⼤量シタラビン、シスプラチン
CHASE:シクロホスファミド、⼤量シタラビン、デキサメタゾン、エトポシド

2023年版改訂
CQ12|若年者(60歳未満)初回再発後の再発CHLに対して⾃家造⾎幹細胞移植併⽤
⼤量化学療法前の救援化学療法としてどのような治療が勧められるか

本文

推奨グレード|カテゴリー2B

初回治療奏効例においては, 従来の救援化学療法(ICE, GDP, DHAP, ESHAP, CHASE療法など)が救援療法として勧められる。⼀⽅, 初回治療抵抗例あるいは従来の救援化学療法で⼗分な効果が得られない例においては, ブレンツキシマブ ベドチンあるいはニボルマブ, ペムブロリズマブが救援化学療法として勧められる。

⼀般社団法⼈ ⽇本⾎液学会(編):造⾎器腫瘍診療ガイドライン 2023年版. ⾦原出版. 2023: 375-376.

ESHAP:エトポシド、メチルプレドニゾロン、⼤量シタラビン、シスプラチン