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このFAQに記載の情報は、製品の適正使用にあたっての参考情報であり、全てのケースにあてはまるものではありません。そのため、「FAQ」のご利用に関して生じた結果については、責任を負いかねますので、ご了承ください。製品のご使用にあたっては、最新の電子添文をご確認ください。また、製品に関してご不明な点がございましたら、弊社くすり相談室(0120-566-587)にお問い合わせください。

1.特殊背景患者

A

腎機能障害のある患者さんへのロトリガ粒状カプセルの投与量を定めたものはありませんが、ロトリガ粒状カプセルの有効成分及び排泄経路から、特別な用量調節は不要と考えられています。
なお、腎機能低下時の薬物投与については必要に応じて腎臓専門医に相談してください。

(参考資料)

  • ロトリガ粒状カプセル 電子添文

A

弊社で具体的な投与量を定めた資料はありません。

(参考資料)

  • ロトリガ粒状カプセル 電子添文

A

肝機能障害のある患者さんへのロトリガ粒状カプセルの投与量を定めたものはありませんが、ロトリガ粒状カプセルの有効成分及び代謝経路から、用量調節は不要と考えられています。
肝機能障害の患者さんにロトリガ粒状カプセルを投与される際には、肝機能や血液凝固能等に十分にご留意頂き、投与後も患者さんを十分に観察してください。
電子添文の「重大な副作用」の項目には『AST(GOT)、ALT(GPT)、AL-P、γ-GTP、LDH、ビリルビン等の上昇を伴う肝機能障害、黄疸(頻度不明)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。』と記載があります。

(参考資料)

  • ロトリガ粒状カプセル 電子添文

A

ロトリガ粒状カプセルの内視鏡実施前の休薬期間について具体的に定めたものはありません。
しかしながら、ロトリガ粒状カプセルは血小板凝集抑制作用を有し、出血を助長するおそれがあるため、投与する場合は観察を十分に行い、慎重に投与してください1)

参考)
「抗血栓薬服用者に対する消化器内視鏡診療ガイドライン」に類薬のEPA製剤(イコサペント酸エチル)の休薬期間に関する記載があります。
①通常内視鏡や生検を含む出血低危険度内視鏡の場合は、「休薬なし」
②ポリープ切除術等の出血高危険度内視鏡の場合は、「1日休薬」
となっています2)

(参考資料)

  1. ロトリガ粒状カプセル 電子添文
  2. 抗血栓薬服用者に対する消化器内視鏡診療ガイドライン:日本消化器内視鏡学会雑誌2012; 54.

2.用法用量

A

簡易懸濁法はお勧めしていません。
その理由は、3点ございます。
簡易懸濁液をチューブを介して投与した際に、
①油成分がチューブ内に吸着し十分量が投与できない可能性
②未溶解のカプセル成分がチューブ内で閉塞する可能性
③ポリスチレン製の器具を用いて本剤を懸濁すると、本剤がポリスチレン製の器具を溶解する可能性があるからです。
(脂肪酸エチル類がポリスチレン製品の溶剤として用いられているため。)
また、カプセル内の成分による魚臭にご注意ください。

(参考資料)

  • 社内資料

A

承認外の用法であり、有効性、安全性は確立していませんので、弊社からはお勧めしていません。
臨床試験では4gを1日2回投与でしか検討しておらず、有効性・安全性のデータがございません。
承認されている用法は、1回2g、1日2回までです。
なお、保険請求の可否は、請求先の審査機関にご確認ください。

(参考資料)

  • ロトリガ粒状カプセル 電子添文

A

ロトリガ粒状カプセルを懸濁して投与することは、承認外の用法となります。懸濁したものをヒトに投与した際の有効性、安全性は確率していませんので、弊社からはお勧めしていません。

参考情報はインタビューフォームをご参照ください。           

A

自動分包機(ローターカセット)の使用に関する資料はありません。

A

【医療担当者】
ロトリガ粒状カプセルを飲み忘れた場合は、忘れた分は飲まずに、次回の服用時間に1回分を服用してください。
絶対に2回分を一度に飲まないでください1)
【患者さん】
ロトリガ粒状カプセルを飲み忘れた場合は、お薬をいただいた薬局あるいは医療機関にご相談ください。

(参考資料)

  1. ロトリガ粒状カプセル くすりのしおり

A

ロトリガ粒状カプセルの食事の影響を検討した成績はありませんが、電子添文の適応上の注意書きには、「空腹時に投与すると吸収が悪くなるため食直後に服用させること。」とあります1)。その理由として、類薬であるEPA製剤(イコサペント酸エチル)の検討において、食前投与は食後投与と比較して、血漿中のEPA濃度が低下することを示した試験結果があります2)
なお、ロトリガ粒状カプセルの投与は「食直後」となっております。

参考)1),3)
ロトリガ粒状カプセルはエチルエステル製剤であり、吸収時にコレステロールエステラーゼで切断され、胆汁酸ミセルに取り込まれて吸収されます。
コレステロールエステラーゼは食事により分泌されるため、必ず食直後に服用してください。1),3)
 

(参考資料)

  1. ロトリガ粒状カプセル 電子添文
  2. 澤田康文ほか:医薬ジャーナル2005; 41: 1659-1662.
  3. ロトリガ粒状カプセル 総合製品情報概要

A

一般的には、1日2回服用する薬剤は「朝・夕」に服用すると考えられています1)
ロトリガ粒状カプセルでは治験時に服薬タイミングの違いによる影響を検討しております。朝・昼・夕のいずれの食直後投与においても有効性及び安全性に影響を及ぼさないことが示されています2)

(参考資料)

  1. メディクイックブック 第2部:監修 水島裕、2006年、金原出版.
  2. ロトリガ粒状カプセル 審査報告書

A

一般的には、食直後とは「食事が終了してすぐ」のことを指します。

A

ロトリガ粒状カプセルは空腹時に投与すると吸収が低下するため、食直後に服用してください1)

参考)
ロトリガ粒状カプセルはエチルエステル製剤であり、吸収時にコレステロールエステラーゼで切断され胆汁酸ミセルに取り込まれ吸収されます。コレステロールエステラーゼは食事により分泌されるため、必ず食直後に服用してください1),2)
類薬であるEPA製剤(イコサペント酸エチル)の検討において、食前投与は食後投与と比較して、血漿中のEPA濃度が低下することを示した成績があります3)

(参考資料)

  1. ロトリガ粒状カプセル 電子添文
  2. ロトリガ粒状カプセル 総合製品情報概要
  3. 澤田康文ほか:医薬ジャーナル 2005; 41: 1659-1662.

A

ロトリガの術前休薬期間について具体的に定めたものはありません。
しかしながら、ロトリガは血小板凝集抑制作用を有し、出血を助長するおそれがあるため、投与する場合は観察を十分に行い、慎重に投与してください1)

参考)
「抗血栓療法ガイドライン」に類薬のEPA製剤(イコサペント酸エチル)の休薬期間に関する記載があり、
高リスク群:7~10日
中リスク群:7~10日
低リスク群:なし
となっています2)

(参考資料)

  1. ロトリガ粒状カプセル 電子添文
  2. 抗血栓療法ガイドライン2016.9(日本麻酔科学会)

A

手術後のロトリガ粒状カプセルの再開時期を具体的に定めたものはありません。  
患者さんの術後侵襲や出血・回復の程度等を考慮し、投与再開時期をご判断ください。     

A

ロトリガの用法・用量は「通常、成人にはオメガ-3脂肪酸エチルとして1回2gを1日1回、食直後に経口投与する。ただし、トリグリセライド高値の程度により1回2g、1日2回まで増量できる。」です。
ロトリガ4gは、トリグリセライド高値の状態における増量時の用法(最大投与量)と考えます。
なお、保険請求の可否は、請求先の審査機関にご確認ください。

(参考資料)

  • ロトリガ粒状カプセル 電子添文

A

ロトリガは空腹時に投与すると吸収が低下するため、食直後に投与してください。

(参考資料)

  • ロトリガ粒状カプセル 電子添文

A

飲み忘れた場合は、忘れた分は飲まずに、次回の服用時間に1回分を服用してください。
絶対に2回分を一度に飲まないでください。

(参考資料)

  • ロトリガ粒状カプセル くすりのしおり

3.安全性

A

ロトリガの成分に対して過敏症の既往歴のある患者さんは投与禁忌です。
投与を避けていただきますようお願いします。

(参考資料)

  • ロトリガ粒状カプセル 電子添文

A

ロトリガ粒状カプセルと他のEPA製剤(イコサペント酸エチル)との併用については、有効性、安全性が確認されていません。 
なお、保険請求の可否は、請求先の審査機関にご確認ください。  

A

重度の外傷、手術等出血の危険性の高い患者さんは慎重投与となっています。
現在の電子添文では、抜歯時の休薬について定めたものはありません。

(参考資料)

  • ロトリガ粒状カプセル 電子添文

A

「非包装状態の安定性」をご紹介します。
非包装状態で、温度25℃、湿度75%の条件下で観察した結果、1ヵ月以降は酸化し、含量が低下する傾向を認めましたので、アルミスティックのまま保存してください。

(参考資料)

  • ロトリガ粒状カプセル インタビューフォーム

4.製剤関連

A

ロトリガ粒状カプセルの分包後(単剤での分包、他剤との一包化)の安定性は検討していません1)

参考)
「無包装状態の安定性」は、無包装状態で25℃、湿度31%の暗所の条件下で保存した場合、含量などに特に問題となる変化は認められませんでしたが、25℃、湿度75%の暗所の条件下で保存した場合、1ヵ月以降は酸化し、含量が低下する傾向が認められましたので、分包はなさらずアルミスティックのままで保存してください。

(参考資料)

  1. ロトリガ粒状カプセル インタビューフォーム

A

ロトリガ粒状カプセル2gの発売年月日:2013年1月10日

(参考資料)

  • ロトリガ粒状カプセル インタビューフォーム

A

ロトリガ粒状カプセルの薬効分類番号は「218」高脂血症用剤です。

(参考資料)

  • 厚生労働省ホームページ、薬効分類表
    http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/11/dl/s1106-11v.pdf

A

ロトリガ粒状カプセルは、魚を原料にオメガ-3脂肪酸を高濃度に精製した製剤です(オメガ-3脂肪酸として90%以上)。その結果、EPAとDHAを含有しています。

(参考資料)

  • ロトリガ粒状カプセル 審査報告書

A

ロトリガ粒状カプセルの区別、規格及び性状は以下のとおりです。

◇ロトリガ粒状カプセル2g
剤形/軟カプセル
色調/無色~淡黄色透明
形状/直径約4mmの球形

(参考資料)

  • ロトリガ粒状カプセル 電子添文

A

ロトリガ粒状カプセルの治験時のデータでは、トリグリセライド低下作用についてロトリガ粒状カプセル2gがイコサペント酸エチル(EPA-E)1.8gに対して非劣性であることが確認されています。
あくまでも非劣性の結果にはなりますが、ロトリガ粒状カプセル2gはイコサペント酸エチル(EPA-E)1.8gに劣らないと考えることができます。

(参考資料)

  • ロトリガ粒状カプセル 電子添文

A

ロトリガ粒状カプセルは、小腸において加水分解を受けた後、トリグリセライドやリン脂質等の構成脂肪酸として取り込まれます。各組織へ移行後、主としてミトコンドリアにおけるβ酸化によりアセチルコエンザイムA(アセチルCoA)に代謝され、TCA回路を経由して最終的にCO2とH2Oになります。(ラット、in vitro

(参考資料)

  • ロトリガ粒状カプセル 電子添文

A

ロトリガ粒状カプセルは、主に呼気から体外に排泄されます。(ラット、in vitro1)

参考)
イコサペント酸エチル及びドコサヘキサエン酸エチルは加水分解を受けて各組織へ移行後、主としてミトコンドリアにおけるβ酸化によりTCA回路を経由して最終的にCO2及びH2Oとなり、主に呼気から体外に排泄されます1)

(参考資料)

  1. ロトリガ粒状カプセル 電子添文

A

ロトリガ粒状カプセルの有効期間は、製造日から3年です1)
(使用期限は、有効期間が満了する日の前月末日です。)
使用期限内であっても開封後はなるべく速やかに使用してください。

(参考資料)

  1. ロトリガ粒状カプセル インタビューフォーム

A

ロトリガ粒状カプセルは肝臓からのトリグリセライド分泌を抑制し、さらに血中からのトリグリセライド消失を促進することによりトリグリセライドを低下させます1)
また、EPA及びDHAは肝臓のトリグリセライド含量を低下させ、脂肪酸・トリグリセライド合成経路の酵素活性を低下させます1)

(参考資料)

  1. ロトリガ粒状カプセル 電子添文

A

ロトリガ粒状カプセルは「粒状カプセル」のため該当しません。