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クロト社 糸瀬2024/02/15(木) - 17:29 に投稿

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血友病

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ゴーシェ病 医療関係者向け疾患情報

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遺伝性血管性浮腫 腫れ・腹痛ナビPRO

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はばたけ、HAEから。

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フォン・ヴィレブランド病(von Willebrand病)

フォン・ヴィレブランド病(von Willebrand病)
原因不明の過多月経などの出血症状、フォン・ヴィレブランド病(von Willebrand病)かもしれません
フォン・ヴィレブランド病(von Willebrand病)とは
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フォン・ヴィレブランド病(VWD)クイズコンテンツ
フォン・ヴィレブランド病(von Willebrand病)の出血症状チェックシート

後天性血友病A

後天性血友病A
後天性血友病Aとは?
後天性血友病Aの臨床症状は?
動画で解説~後天性血友病A~
後天性血友病Aが疑われる患者が来院したら?
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動画で解説~後天性血友病Aの検査・診断~
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動画で解説~後天性血友病Aの治療~
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TTP(血栓性血小板減少性紫斑病)

TTP(血栓性血小板減少性紫斑病)
TTP(血栓性血小板減少性紫斑病)とは
TTP(血栓性血小板減少性紫斑病)の症状
TTP(血栓性血小板減少性紫斑病)の診断・検査
TTP(血栓性血小板減少性紫斑病)の治療

CMV感染・感染症

CMV感染・感染症
サイトメガロウイルス(CMV)について
CMV感染・感染症について
造血幹細胞移植(HSCT)におけるCMV感染・感染症
固形臓器移植(SOT)におけるCMV感染・感染症

本態性血小板血症(essential thrombocythemia:ET)

本態性血小板血症(essential thrombocythemia:ET)
ETとは
ETの症状
ETの診断
ETの生命予後
ETの血栓症と出血のリスク
ETの治療アルゴリズム

監修:愛知医科大学病院 中央臨床検査部 教授 中山 享之 先生


フォン・ヴィレブランド病(von Willebrand病)の診断方法

スクリーニングから診断までのフロー

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スクリーニングから診断までのフロー
本文

監修:愛知医科大学病院 中央臨床検査部 教授 中山 享之 先生

病歴聴取による性別・年齢・発症時期の確認は、各疾患の特徴的な患者背景との照合のために必須であり、先天性か後天性かを判断することもできます。質問票を活用することも大切です。

画像(SP)
スクリーニングから診断までのフロー
本文

監修:愛知医科大学病院 中央臨床検査部 教授 中山 享之 先生

病歴聴取による性別・年齢・発症時期の確認は、各疾患の特徴的な患者背景との照合のために必須であり、先天性か後天性かを判断することもできます。質問票を活用することも大切です。

フォン・ヴィレブランド病(von Willebrand病)質問票の例

画像(PC)
VWD質問票の例
本文

監修:愛知医科大学病院 中央臨床検査部 教授 中山 享之 先生

身体所見においては視診が重要であり、出血部位や皮膚などの表在性出血の有無、点状出血などの出血パターンの確認により一次止血の異常なのか、二次止血の異常なのかの判断をすることができます。

臨床検査の際には先行してスクリーニング検査を実施します。
基本的スクリーニング検査としては血算(血小板数)、凝固スクリーニング検査[プロトロンビン時間(PT)、活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)、フィブリノゲン]は必須とされています。出血の程度を把握するためには血小板数の他、Hbなどの赤血球関連の指標も有用です。スクリーニング検査の評価をもとに、一次止血異常・二次止血異常の鑑別と同時にフォン・ヴィレブランド病(von Willebrand病)の確定に必要な検査の実施を検討します。確定診断には、さまざまな特殊検査が必要になりますので、専門医へのご紹介をおすすめします。

画像(SP)
VWD質問票の例
本文

監修:愛知医科大学病院 中央臨床検査部 教授 中山 享之 先生

身体所見においては視診が重要であり、出血部位や皮膚などの表在性出血の有無、点状出血などの出血パターンの確認により一次止血の異常なのか、二次止血の異常なのかの判断をすることができます。

臨床検査の際には先行してスクリーニング検査を実施します。
基本的スクリーニング検査としては血算(血小板数)、凝固スクリーニング検査[プロトロンビン時間(PT)、活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT)、フィブリノゲン]は必須とされています。出血の程度を把握するためには血小板数の他、Hbなどの赤血球関連の指標も有用です。スクリーニング検査の評価をもとに、一次止血異常・二次止血異常の鑑別と同時にフォン・ヴィレブランド病(von Willebrand病)の確定に必要な検査の実施を検討します。確定診断には、さまざまな特殊検査が必要になりますので、専門医へのご紹介をおすすめします。

以下、日本血栓止血学会von Wilebrand病(VWD)の診療ガイドライン2021年度版より一部抜粋。

フォン・ヴィレブランド病(von Willebrand病)の診断アルゴリズム

画像(PC)
VWDの診断アルゴリズム
本文

von Willebrand 病(VWD)の診療ガイドライン2021年版 血栓止血誌;2021; 32(4), 413-481 図5

von Willebrand病(VWD)の診療ガイドライン2021年版によると、反復する粘膜・皮膚出血(鼻出血、紫斑、口腔内出血、異常生理出血、消化管出血など)の症状を呈し、同じ症状の家族歴を認める場合は、VWDを含む出血性疾患を考慮に入れます。そのため、出血歴や現病歴を反映した質問票や出血評価ツールは出血性疾患のスクリーニングに有用です。
出血スクリーニング検査には全血球数、PT、APTT、フィブリノゲンを実施します。
フォン・ヴィレブランド病(von Willebrand病の診断にはVWF抗原量、VWFリストセチンコファクター活性(VWF活性)、第Ⅷ因子活性の測定が必須になります。VWFレベル(VWF活性またはVWF抗原量)が30%未満の場合をフォン・ヴィレブランド病(von Willebrand病)と診断します。
VWF活性及びVWF抗原量は健常者での変動が大きく、血液型(O型)、運動、ストレス、炎症、妊娠などの様々な因子により変動します。鼻出血や過多月経などは非フォン・ヴィレブランド病(von Willebrand病)患者にも認められる症状ですので、1回のみの測定でフォン・ヴィレブランド病(von Willebrand病)であると安易に診断してはいけません。VWF活性及びVWF抗原量の測定は最低2~3回実施して慎重に判断する必要があります。

画像(SP)
VWDの診断アルゴリズム
本文

von Willebrand 病(VWD)の診療ガイドライン2021年版 血栓止血誌;2021; 32(4), 413-481 図5

von Willebrand病(VWD)の診療ガイドライン2021年版によると、反復する粘膜・皮膚出血(鼻出血、紫斑、口腔内出血、異常生理出血、消化管出血など)の症状を呈し、同じ症状の家族歴を認める場合は、VWDを含む出血性疾患を考慮に入れます。そのため、出血歴や現病歴を反映した質問票や出血評価ツールは出血性疾患のスクリーニングに有用です。
出血スクリーニング検査には全血球数、PT、APTT、フィブリノゲンを実施します。
フォン・ヴィレブランド病(von Willebrand病の診断にはVWF抗原量、VWFリストセチンコファクター活性(VWF活性)、第Ⅷ因子活性の測定が必須になります。VWFレベル(VWF活性またはVWF抗原量)が30%未満の場合をフォン・ヴィレブランド病(von Willebrand病)と診断します。
VWF活性及びVWF抗原量は健常者での変動が大きく、血液型(O型)、運動、ストレス、炎症、妊娠などの様々な因子により変動します。鼻出血や過多月経などは非フォン・ヴィレブランド病(von Willebrand病)患者にも認められる症状ですので、1回のみの測定でフォン・ヴィレブランド病(von Willebrand病)であると安易に診断してはいけません。VWF活性及びVWF抗原量の測定は最低2~3回実施して慎重に判断する必要があります。

出血傾向に関する質問票例

(National Heart, Lung, and Blood Institutesが作成したvon Willebrand disease(VWD):evidence-based diagnosis and management Panel report (USA)より和訳して作成)

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出血傾向に関する質問票例
本文

von Willebrand 病(VWD)の診療ガイドライン2021年版 血栓止血誌;2021; 32(4), 413-481 P433

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出血傾向に関する質問票例
本文

von Willebrand 病(VWD)の診療ガイドライン2021年版 血栓止血誌;2021; 32(4), 413-481 P433

ISTH/SSC Bleeding Assessment Tool 有意(異常)な出血症状の診断基準

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ISTH/SSC Bleeding Assessment Tool 有意(異常)な出血症状の診断基準
本文

von Willebrand 病(VWD)の診療ガイドライン2021年版 血栓止血誌;2021; 32(4), 413-481 表4

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ISTH/SSC Bleeding Assessment Tool 有意(異常)な出血症状の診断基準
本文

von Willebrand 病(VWD)の診療ガイドライン2021年版 血栓止血誌;2021; 32(4), 413-481 表4

VWF値の変動要因

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VWF値の変動要因
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von Willebrand 病(VWD)の診療ガイドライン2021年版 血栓止血誌;2021; 32(4), 413-481 表5

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VWF値の変動要因
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von Willebrand 病(VWD)の診療ガイドライン2021年版 血栓止血誌;2021; 32(4), 413-481 表5

血友病Aとの鑑別

第VIII因子はVWFに結合して保護されているため、VWFの機能が著しく低下する重症VWDでは第VIII因子の低下も伴います。そのため、凝固検査を行うとどちらの疾患もAPTT延長、PT正常を示します。その次の精密検査では、第VIII因子活性だけでなくVWF抗原値及びVWF活性値も必ず測定してください。VWF抗原値及び活性値が、基準範囲内であれば血友病A、低下を認めればフォン・ヴィレブランド病(von Willebrand病)と診断されます。ただし2N型フォン・ヴィレブランド病(von Willebrand病)は、VWF機能のうち第VIII因子への結合能のみが低下するためVWF抗原値及び活性値は正常で、一見すると血友病Aのようにみえることに留意します。

 

 

 


フォン・ヴィレブランド病(von Willebrand病)の検査と診断のポイント

 

フォン・ヴィレブランド病(von Willebrand病)の検査と診断のポイントをまとめた下敷きをご用意しております。ご興味のある方はPDFファイルをダウンロードいただくか、「お届け資料集」から下敷きをご自宅に郵送することが出来ます。  
ぜひ、ご診療時のお手元に置き、フォン・ヴィレブランド病(von Willebrand病)の診断、検査にお役立ていただけますと幸いです。

本文

下敷きの内容

  • フォン・ヴィレブランド病(von Willebrand病)などの止血異常が疑がわれる症状
  • フォン・ヴィレブランド病(von Willebrand病)診断のアルゴリズム
  • フォン・ヴィレブランド病(von Willebrand病)の病型分類と検査結果
  • 検査会社別フォン・ヴィレブランド病(von Willebrand病)鑑別のための検査名一覧

【下敷き】フォン・ヴィレブランド病(von Willebrand病)の検査と診断のポイント
監修:兵庫医科大学 血液内科 講師 日笠 聡 先生
 

製品情報

 

患者向け                         von Willebrand病(フォン・ヴィレブランド病)情報サイト

https://vonwillebrand.jp/

 

医療情報

https://www.takedamed.com/health/topimedi

 

https://www.takedamed.com/health/torch